旅行業約款だけでなく、ホテルや貸切バス、フェリーにもそれぞれ約款があります。試験ではモデル宿泊約款を中心に、貸切バスやフェリーの要点も問われます。まとめて確認しましょう。
先生、ホテルにも約款があるんですかぁ?
あるわ。
代表がモデル宿泊約款よ。
宿泊契約の成立や申込金、宿泊客の解除と違約金、宿泊を断れる場合などが定められているの。
補足すると、モデル宿泊約款では、宿泊契約は申込みをホテルが承諾したときに成立し、原則として所定の申込金の支払を求めます。
宿泊客が契約を解除すると違約金が生じることがあります。
ホテルの方から泊めるのを断ることもあるの?
ええ、宿泊拒否事由があるの。
宿泊しようとする者が法令等に反する行為をするおそれがあるときや、満室のとき、伝染病者であるとき、暴力団関係者であるときなどよ。
貸切バスやフェリーにも約款があるんですかぁ?
あるわ。
貸切バスは一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款で、運送契約の成立や配車、取消時の違約料が定められているの。
フェリーは海上運送の約款で運送の引受けや責任を定めているわ。
整理すると、宿泊はモデル宿泊約款(成立・申込金・解除の違約金・宿泊拒否・責任)、貸切バスは標準運送約款(運送契約・配車・違約料)、フェリーは海上運送の約款、という三本柱です。
なるほどね!
泊まる・バス・船で、それぞれ約款があるんだ。
旅行はいろんなルールで守られてるんだね。
そのとおり。
宿泊約款を中心に、貸切バスとフェリーの要点も押さえておきましょうね。
宿泊・貸切バス・フェリー、三つの約款があるんですねぇ。
覚えましたぁ。
確認クイズ
運送・宿泊約款に関する記述として、正しいものはどれか。
- モデル宿泊約款には、ホテルが宿泊を拒否できる事由(宿泊拒否事由)が定められている
- モデル宿泊約款では、宿泊客はいかなる場合も契約を解除できない
- 貸切バスの運送には約款が存在しない
- 宿泊契約は、宿泊客が申込みをした時点で、ホテルの承諾がなくても当然に成立する
こたえを見る
正解: 1. モデル宿泊約款には、ホテルが宿泊を拒否できる事由(宿泊拒否事由)が定められている
正解は選択肢1。モデル宿泊約款には、満室・法令違反のおそれ・暴力団関係者などの宿泊拒否事由が定められている。2は宿泊客も解除でき違約金が生じ得るため誤り、3は一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款があるため誤り、4は宿泊契約はホテルが承諾したときに成立するため誤り。