営業所の外で契約をとる従業者を外務員といいます。外務員証の提示義務と、みなし権限による旅行者保護のしくみを理解しましょう。
営業所の外で契約をとる人もいるんですかぁ?
いるわ。
営業所以外の場所で取引を行う従業者を外務員というの。
訪問営業などをする人ね。
補足すると、外務員は外務員証を携帯し、取引の相手方から請求があれば提示しなければなりません。
身分を明らかにするためです。
外で契約されると、その約束って本物なの?
後で会社が知らないって言わない?
いい心配ね。
だから法律は外務員にみなし権限を与えているの。
旅行者が安心して取引できるようにね。
じゃあ相手が悪いことを知っていても守られるんですかぁ?
いいえ、相手方が悪意の場合は別です。
みなし権限は善意の相手方を保護する制度ですから。
一方、外務員証の提示義務は請求があったときに生じます。
なるほどね!
外の営業マンでも会社の代理として通用するけど、証明書は見せる義務があるんだ。
そう。
試験では「外務員証はいつ提示するか」が定番。
答えは相手方の請求があったとき、ね。
確認クイズ
外務員に関する説明として正しいものはどれか。
- 外務員証は常に自分から提示しなければならない
- 外務員のした取引は会社に一切効力が及ばない
- 相手方の請求があれば外務員証を提示しなければならない
- 外務員は営業所内でのみ取引できる
こたえを見る
正解: 3. 相手方の請求があれば外務員証を提示しなければならない
外務員証は相手方の請求があれば提示します。外務員は裁判外の行為につき会社を代理するとみなされ、営業所外で取引を行う者です。正解は選択肢3。